another side of : daily life from Nagoya

2006/05/28

タイムスリップ


今日は、大学時代の先輩の結婚式の二次会に行って来ました。
大学時代、わたしは軽音楽部に所属していたのですが、そこでお世話になった、1こ上の先輩T氏の結婚式の二次会です。
大体50人ほどが集まって、中には同じ大学ではない先輩方も(その軽音楽部は、県内の大学の軽音楽部が所属する、大きな軽音サークルにも所属していたので、他大学の軽音楽部の方々とも親交がありました)いらっしゃって、大にぎわい。
この日のために結成した、バンドの演奏もあって、一気に学生時代の気分に戻ってしまいました。
驚いたのは、皆、本当に変わってないこと。
中には、10年ぶりぐらいに会う仲間も居たのに、見た目も全然変わらず。逆に、若くなったかも、って先輩も。
数年ぶりに会うかつてのバンド仲間も、会ってすぐ、当時のように話せて。まるで、昨日も一昨日も、ずっと会っていたみたいに。
何か、すっごく嬉しかったのです。密かに、心の中で、涙ぐんでしまいました。

本当は、一眼を持って行って、たくさん、皆の写真を撮ってきたかったのですが、体育会系のノリの部活動だったために、お酒の席での、とんでもない数々のハプニングが記憶の中にこびりついていて、持って行くのがちょっと不安だったので、愛しのD70ちゃんは持っていけませんでした。(自分が酔っぱらうことも計算に入れて)しぶしぶ、コンデジ持参で行ったのですが、ブレブレのボケボケ……(涙)。
結果、別に、とんでもないハプニングは起こらなかった(わたしが座っていたところが、たまたま平和地帯だっただけかも)ですし、自分もほとんど飲まなかったですし、写真の仕上がりを見ると、やっぱり持って行けば良かったかな、と、ちょっと後悔。でも、まぁ、何があるかわかりませんものね。
先ほどP先輩からいただいたメールに、三次会(わたしは二次会で帰って来てしまいました)でのことが書かれていて、そこではしっかり、現役の頃のような、とんでもないハプニングが起こったようで、やっぱり、持って行かなかったのは正解だったかな、とも思ったり。

けど、次の機会には、持っていこうかな。うん。
次の機会、すぐにあるかもしれないし、また数年先になるかもしれないけど。
でも、きっと、皆、全然変わってないんだろうなぁ。

2006/05/11

ハートが、ぶるるっ

今日、チケットを手に入れてから、ずっと待ちに待っていた『21世紀歌舞伎組』の歌舞伎を観に行ってきました。
雪之丞変化2006』。
そぉ、歌舞伎、大好きなんです。といっても、私が好きなのは、市川猿之助さんと、猿之助さんが立ち上げた『21世紀歌舞伎組』のものだけなのですが……。

最初、偶然チケットをもらい、全然歌舞伎に興味がなかったのですが、観てみようかな、とフラッと観に行ったのがきっかけで(一体何年前なのか覚えてないほど前です)、ハマってしまいました。確か、その時観に行ったのは、市川猿之助さん主演で、古典ものだったと思います。
それ以来、猿之助さんが名古屋にやってくると、毎回、観に行くようになりました。
歌舞伎のBGMに洋楽を使ったり、京劇と組み合わせたり、宙乗りをしたり、斬新なことを始める先頭に立っているのは、いつも猿之助さん。『21世紀歌舞伎組』のスーパー歌舞伎には、ホント、毎回驚かされています。

今回のも、また然り。
だって、オープニングに、バイクと、ネットの『自殺サイト』が出てくるんですもの。びっくり。あと、宇宙飛行士も。あ、あと、異星人も。
そして、輪廻転生の話も組み込まれ、江戸と現代を行ったり来たり。たまに惑星へも飛んだり。もちろん歌舞伎もあり、中日劇場恒例の宙乗り(注1)も。今回は、立ち回りで主役級3人が客席に降りてきてくれたので(11列目で通路からも近かった私は、ばっちり至近距離で観ることができました)、もぉ、辺りは嬉しい大パニックでした。
まさに奇想天外。わんだほー。古典も好きな私は、ちょっと物足りなさも感じつつ、でも、今回のは、歌舞伎をよく知らない人も抵抗なく楽しめて、良い入り口になりそうな作品だと思います。台詞も現代語ですし、軽い気持ちで観れそう。

で、たまたま今日は、サイン入りポスターが抽選で当たる日で、当選すると、終演後、ロビーで『21世紀歌舞伎組』の花形俳優8名から直接手渡していただけるとのこと。
てことは、当たらなくても、終演後、その御8方を近くで見るチャンスがあるということ(!!)なので、すっごいわくわくしていました。
残念ながら、ポスターはハズレてしまいましたが、終演後、ロビーで俳優8名(市川右近さん、市川段治郎さん、市川門之助さん、市川笑也さん、市川笑三郎さん、市川春猿さん、市川猿也さん、市川弘太郎さん)の皆さんを、本当に間近に拝見することができました。
でも、歌舞伎役者が勢揃いすると、しかも、目の前って、ホントすごい迫力で。
段治郎さんなんて、女形もおやりになるけど182センチもあるのですごく大きいし。存在感も、ズシン、ときました。
お化粧もお着物も、めちゃめちゃキレイで、皆さん、キラッキラ輝いてらっしゃいました。
私は、見た瞬間、もぉ腑抜けのようになっちゃって、その場にじぃっと(呆然と?)立ち尽くして、皆さんを、ただただ見てました。その間、思考停止、本当に、見てるだけ(笑)
長いことファンしてますが、2メートル足らずのところに皆さんがいらっしゃるだなんて、そんな機会、今まで無かったものですから、ハートがぶるるっ、でした。鳥肌もの。

今日のお芝居、春猿さんの『お初』が一番良かったです。
何ていうのかな、「粋」な女性を演じてらっしゃって、それが、春猿さんのキャラクターだからこそ、の味が出てて。
喋り方も、声も、立ち居振る舞いも、体から発せられる雰囲気も。すべてが、春猿さんだからこそ、の演技で。
子分が居て、「姉御」なんて呼ばれていて、芯がめっぽう強いんだけど、乙女心もある、けれど潔い、そんなカワカッコいい(??)お初が、一度で大好きになりました。
春猿さんのお初を観に、もう一度行きたいなぁ、って思うほどです。
ほんと、もう一度観に行きたい。
今月中かぁ。う〜〜〜〜ん。

注1:今回空を飛んだのは市川右近さんでした。馬に乗る猿之助さんと笑也さんが、馬ごと客席の上を飛んで行く、という豪華な仕掛けではなく、右近さんだけが客席の上を飛んで行くというシンプルなもの。でも、十分、かっこ良かったです。